編集後記

 
 最近目にした「ゲーム理論」に興味が湧きました。それは利害の必ずしも一致しない状況における合理的意思決定や合理的配分方法とは何かということを考える理論で、フォン・ノイマンとモンゲルシュテルンが始めたものです。
2人が勝ち負けを争う「ゼロ和2人ゲーム」では、利得の最大化でなく最悪の場合でも保証できる利得を最大化する「ミニ・マックス定理」がゲームの解決に導くとされています。また、3人以上になるとこのプレイヤーは有利な立場をめぐって結託を形成して行動するという「協力n人ゲーム」を基本的考え方にしています。
 その後ナッシュは、結託を結ばずに行動する「非協力n人ゲーム」では相手が選ぶ戦略に対して自分の利得を最大化する「最適反応」の戦略の組となるというナッシュ均衡を発表しました。ゼロ2人和ゲームのナッシュ均衡も保証利得を最大化する戦略の組みですが、ナッシュ均衡から外れる戦略をとると自分の利得は減少することはあっても増加しないということです。
 ゲームの理論の応用と展開がいろんな局面でされていますが、皆さんはどんな戦略を選択されますか?はたして勝者はいるのでしょうか。

(会報部 松尾 雅芳)