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ゴルフ部だより | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
秋のゴルフと源氏物語 |
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島 征一郎 |
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16年10月CPA秋のゴルフは鳴尾GCで開催された。 鳴尾はいつも12月で、プレー終了後忘年会を兼ねた名物のすき焼きパーティーが皆の楽しみであった。しかし、折角の名門コースであるのに冬ばかりでは偏りすぎる、酒の飲めないすき焼きパーティーではつまらない、などの意見があり季節を変えることになった。 当日(10月5日)は、生憎終日の雨であった。宝塚旧コースと同じくここもカートなしの歩きのコースである。雨の日は辛い。特に小生はその日、喉が我慢できないほど痛かった。しかし、言い訳しても誰も同情してくれないから言わない。我慢してプレーを続けてレポートを書く人になった。 ところで、前に15年4月宝塚GCでのCPAゴルフに因んで、「春のゴルフと枕草子」と題するエッセイを書いたが、一部の人に好評だった。 この日、別の一部の人から同じ書くなら「源氏物語」に因んで書いてくれとの声があった。勿論冗談だが、小生たまたま昔の文学青年仲間と最近「源氏物語」を読む会を始めていたので、この冗談を受けて書くことを約束してしまった。 読み始めてまだ10帖くらいしか進んでいない。枕草子なら、短いエッセイの文章なのでいくらでも読みすすめるが、「源氏」は、千年前の宮廷における男と女の長い長い複雑な物語なので訳文でもすいすいと読み進むわけには行かない。とても「秋のゴルフ」に引っ掛ける題材が短時間で見つかりそうも無い 諦めかけて、たまたま女子プロゴルフのTV中継を観ていて、「源氏物語」に引っかけるテーマが思いついた。その日の中継は「富士通レディース」の最終日であった。1位服部道子、2位プロ3年目の佐々木慶子、3位病み上がりの宮里藍。服部の優勝の弁は、「同じ30歳代の藤井さんや木村さんの優勝に続くことが出来てうれしい。若い人の優勝も新鮮だが、中堅が勝つのもいいものなのでぜひ応援してください。」 その次の週の女子プロ「マスターズGCレディース」では、世界的プレーヤーのウェブ(豪)や朴セリ(韓国)あるいは日本の賞金女王不動裕理を押さえて、19歳の新人宮里藍と22歳の若手の美人プロ古閑美保が同じ最終組でデッドヒートを演じ、最終ホール、大ギャラーリーが見守る中、5メートルのスライスラインのバーディパット決めた宮里藍が優勝した。 プロゴルフに群がる熟年、若手の女子プロたちは、光源氏に群がる宮廷の老若の女房たちに似ている。 さて、近畿CPAゴルフのことであるが、残念ながら女房(女)たちは居ないが、ゴルフという魔力に群がる老若の争いである。若手、中堅、壮年、大ベテランの各世代がしのぎを削って優勝を目指している。各世代の年齢の定義はここでは遠慮するが、2ヶ月に一度のこの会の優勝者の世代はいつも変る。今回秋のゴルフコンペは、上記の女子プロと同じく若手の西谷氏が、甘いハンディキャップとはいえ優勝した。秋は、中年以上にとっては夏の疲労が現れるころである。光源氏も秋には若い女を愛した(ただしこれはあて推量)。 初秋の鳴尾はまだ夏の気配が濃く、木の葉やフェアウエイやラフの草が青々して、初冬の枯れた茶色の鳴尾を愛していたものには息苦しかった。 ゴルフに言い訳は許されないが、過ごしやすい秋に体調を整えた次の初冬のゴルフは、中年以上の世代が優勝するだろう。12月2日は宝塚GC旧コースである。晴天を祈る。 |
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上位者成績は下記の通り。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
鳴尾ゴルフ倶楽部 平成16年10月5日 (ノータッチ) 雨 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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他の参加者NET順(敬称略) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上村 昌也、山本 陽市、太田 励、島田 信愛、前田 武和、坪内 隆、足立 光三、谷口 弘一、島 征一郎、橋村 良之 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●各 賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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