大韓民国 韓国公認会計士會 釜山支會との交流の実現

 

国際交流特別委員会 委員長 山田 拓幸

 
1.近畿会の国際交流への取り組み
 近畿会では、平成15年9月に中国注冊会計師協会の崔建民会長他のご訪問を受けて以来、2007年のCAPA大阪大会開催との関係もあり、海外の公認会計士協会との国際交流がクローズアップされてきました。
 現執行部では、日本公認会計士協会本部においては他国の公認会計士協会をはじめとする国際交流が定期的に行われているのに比べて、地域会レベルでは全く国際化に縁遠い状態であるとの認識もあり、隣国の大韓民国、中華人民共和国の公認会計士協会との国際交流について積極的に取り組む方針が了承され、平成16年度において国際交流特別委員会が発足しました。
 国際交流特別委員会では、近畿会の国際交流の基本方針としてのガイドラインを作成するとともに、国際交流がふさわしい相手先の選定を行い、第一段階として交流を折衝する先として大韓民国においては釜山の公認会計士會、中華人民共和国にあっては上海の公認会計士協会をそれぞれ選定しました。
 それぞれについて折衝の結果、釜山の公認会計士會とは当初の予想以上に順調に交渉が進み、平成17年1月11日開催の近畿会新年賀詞交歓会には、親善交流の目的で韓国公認会計士會釜山支會を代表して丁 振浩支會長以下総勢8名の皆様を来賓としてお迎えすることができました。
 以下に韓国公認会計士會釜山支會との交流経過等をご報告します。
 
2.予備会談(平成16年11月19日)
 韓国公認会計士會の状況については、韓国の三逸会計法人から中央青山監査法人の大阪事務所に駐在の朴 哉炯韓国公認会計士から主に情報を入手するとともに、釜山支會との連絡役をお願いしました。
 第一回の予備会談を平成16年11月19日に釜山支會にて行いました。近畿会からは山田国際交流特別委員会委員長、中西同委員、朴韓国公認会計士が折衝に臨みました。
 近畿会の国際交流についての意向を述べたうえで、日本の公認会計士制度や組織、近畿会の概要、近畿会の交流方針としての国際交流ガイドラインについて、丁支會長ほかの理事(役員)に説明するとともに提供資料として持参した公認会計士関係法規集や近畿会の諸規定集、近畿CPAニュース、監査小六法、レモンハート、パンフレット等を贈呈しました。
 さまざまな意見交換の後に、今後の国際交流を図るという基本的な方向性で一致したので、平成17年1月に開催の近畿会新年賀詞交歓会にご招待するとともに、近畿会会長との本会談や交流合意文書など今後の段取りなどを友好ムードの中で取り決めました。
 
3.本会談(平成16年12月14日)
 釜山支會長と近畿会会長との両会長の直接折衝による本会談を平成16年12月14日に釜山支會にて行い、近畿会からは西田会長のほか山田委員長、朴韓国公認会計士が折衝に臨みました。
 予備会談の後であったので折衝はスムースに進み、交流に関する基本合意書の仮調印、近畿会新年賀詞交歓会への正式なご招待、基本合意書には記載するほどではない確認事項等の打ち合わせを大過なく終了しました。
 その後近畿会においては平成16年12月20日開催の近畿会役員会において交流に関する基本合意書などが承認され、直ちに釜山支會にその旨の連絡を行い近畿会との正式な交流が開始されました。
4.近畿会新年賀詞交歓会(平成17年1月11日)
近畿会新年賀詞交歓会に参加すべく釜山支會より丁振浩支會長ほか7名の韓国公認会計士が関西空港経由で来日されました。山田委員長と朴韓国公認会計士が関西空港でお出迎えした後で、新年賀詞交歓会までの余裕時間には大阪城観光にご案内しました。
 新年賀詞交歓会では、近畿会会員に友好的なご挨拶を頂戴するとともに幅広く会員と歓談され、交歓会の終了後は釜山でも観光スポットとして有名な夜の心斎橋や道頓堀にご案内しました。
 翌12日は京都、奈良に釜山支會でチャーターしたバスで観光ツアーに行かれるとのことで、案内役として山田委員長、中西委員、赤岩委員、澤事務局顧問、朴韓国公認会計士が同行して、奈良、京都の順で観光名所をご案内するとともに近畿会事務局もご見学いただき、夜は近畿会主催で懇親夕食会を開催し、さまざまなことを語りあって親睦と交流を深めました。
 その後、釜山支會のご一行は明くる13日に無事に韓国に帰国されました。
 
5.交流に関する基本合意書(原文)
 「日本国日本公認会計士協会近畿会と大韓民国韓国公認会計士會釜山支會は、公認会計士としてのお互いの尊敬と理解のもとで変わりない友情を約束するとともに、相互の交流を図ることについて合意した。
 日本公認会計士協会近畿会と韓国公認会計士會釜山支會はお互いの公認会計士業務に関する理解を深め、この業務に関する制度等について情報・意見を交換することでお互いの会務の充実・発展を期するとともに、両会の交流を通じてそれぞれの所属会員による更なる相互理解と交流が進展するように期待するものである。 2004年12月14日 両会長署名 」
6.今後の活動について
 釜山支會との国際交流は以上のような状況ですが、まだまだ交流とは名ばかりで観光旅行を少し超えた程度です。
 今後はこの交流のパイプをさらに太くして相互の会員同士の交流を実現するとともに、実質的な内容のある交流に発展させていかなくてはなりません。
 近畿会会員の皆様の国際交流への積極的なご参加を期待いたします。
 また、今回の交流開始に際しては駐大阪大韓民国領事館の金完重経済担当領事を近畿会にご紹介いただくなど、衆議院議員の衛藤征士郎先生にも側面からのご支援を頂戴いたしました。厚く御礼申し上げます。

以上