事業部中間報告

事業部部長 玉置 栄一

 
 事業部の分掌は、会務運営細則で「企業会計、監査、税法及び経営コンサルティングに係る外部向研修会の企画及び開催に関する事項」となっております。そのため、対象が会員ではなく、外部の一般事業者ということになり、会員の皆様とは接点の少ない部門であるといえます。会計士制度の広報的な役割は広報部の所管ということになっている関係上、外部向研修は実務上のトピックなもので会計士協会近畿会が主催するにふさわしいテーマということに限定されます。
 会長からの要望事項として「中小会社向けセミナーを通じ、公認会計士への期待をアンケートにより把握し、その内容を関連委員会へ伝達」するというミッションが与えられておりましたが、現時点では実行できずにおります。その理由は、中小会社が現在興味を持っているテーマを特定することができなかったことと、対象とすべき中小会社のリストを入手することの困難性があったためです。これを実行するためには、他の部・委員会との提携及び調整が必要なため、次年度への課題ということにいたしだいであります。
 今年度は事業部セミナー2回開催いたしました。
 第1回目は、 平成17年9月21日(水)に法務省法制審議会会社法部会の委員をされた阿多博文弁護士に、株式(種類株式、自己株式取得など)、新株予約権及び新株予約権付社債と財務政策(剰余金分配規制を中心にして)について、新会社法の内容を解説していただきました。新会社法の解説は機関の問題が話題になっておりましたが、会社買収、企業防衛等に極めて重大な影響を与える改正がなされていることを警告していただきました。
 第2回目はあずさ監査法人から増田靖公認会計士、久世雅也公認会計士のご両名の講師を派遣していただき、内部統制の仕組みとその評価について解説していただきました。その概要は以下のとおりです。
【内部統制の基礎】
内部統制とは何か? 〜COSOフレームワークに沿った内部統制の解説
内部統制構築・評価・開示の意義と進め方
【財務報告に係る内部統制の評価・監査】

財務報告に係る内部統制の評価及び監査の概要

「内部統制評価・監査」の導入に向けてのアプローチ
 このセミナーは申込が殺到し、早々に受付を締め切らざるを得ない状況で、当日も230名ものご参加をいただきました。講演内容も米国における現状のご紹介とわが国における実務対応まで踏み込んで解説していただき、参加された方からも高評価をいただいた充実したセミナーであったと自負しております。
 両セミナーで熱弁をふるっていただいた阿多先生、増田先生、久世先生には心より感謝いたしております。
 事業部といたしましては、一般の事業会社の方に参加いただける適切なテーマを探しています。会員の皆様方から研修テーマと講師の先生のご推薦があれば非常に助かります。皆様方からのご提案をお待ちいたしております。