研究部活動中間報告

研究部部長  佃 弘一郎

 
 研究部の業務は、中日本五会研究大会の企画運営を担当する部署です。中日本五会研究大会は、近畿会、京滋会、北陸会、東海会、兵庫会の5つの会が持ち回りで主催しています。
 今年度の中日本研究大会は平成18年2月11日(土)に名古屋国際会議場で実施されます。(この原稿を書いている時点では当該研究大会が実施前ですが、文書が掲載された近畿CPAニュースが皆さんのお手元に届く時点では当該研究大会は実施済だと思います。)
 平成18年2月11日(土)の名古屋国際会議場での中日本五会研究大会では、第一部として午前に自由論題の部の研究発表が行われ、第二部として午後に統一論題の部が実施されます。
 午前の自由論題の部では以下のテーマで研究発表が行われます。
     
(A) 租税回避における否認の限界事例 近畿会 八ツ尾順一氏
(B) 中小企業の再生事例 〜再生支援協議会での事例〜 近畿会 掘  亮三氏
(C) コントロール・セルフ・アセスメント 近畿会 山岸  裕氏
(D) 映画製作の会計実務 東海会 都築  敏氏
(E) 知的財産の会計処理と開示について 東海会 後藤 隆行氏
(F) 遺産相続の法律と税務 北陸会 山川  均氏
(G) 固定資産の減損会計に係る実務上の課題と今後の方向性について 京滋会 今井 康好氏
(H) 買収防衛策と開示事例 兵庫会 南方 得男氏
 このように近畿会からは、三名の方に研究発表を担当して頂きます。
 統一論題の部での今回のテーマは「財務報告に係る内部統制の評価及び監査 〜ディスクロージャーの信頼性確保に向けて〜」です。
 統一論題の部の前半には八田進二氏(青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授)に基調講演を担当して頂きます。皆さんご存知のように八田先生は企業会計審議会の内部統制部会の部会長でいらっしゃいますので、今回のテーマである「財務報告に係る内部統制の評価及び監査」の基調講演を担当して頂くのに最も適した方だろうと思います。
 基調講演の後、パネラーによるパネルディスカッションとなります。パネルディスカッションのコーディネーターとパネリストのメンバーは以下のとおりです。
(コーディネーター) 東海会 小川  薫氏
(パネリスト) 北陸会 中川 敏裕氏
  京滋会 長信 麻子氏
  兵庫会 三浦 善弘氏
  近畿会 佃 弘一郎氏
 パネルディスカッションにおいては、各パネリストが「内部統制とコーポレートガバナンス」「内部統制の限界」「経営者による内部統制の評価方法」「海外の制度と米国における重要な不備事例」等の論点について発表をします。
 その後、ディスカッション、質疑応答と続き、統一論題の部の「財務報告に係る内部統制の評価および監査について」の部は以上で終了です。
 午後の最後に、2007年に大阪で実施予定であるCAPA会議の開催のご案内を行って、閉会となります。
 研究大会の後は、展望レストランにて恒例の懇親パーティーが開催されます。

 今回の中日五会本研究大会の運営の準備にあたって、平成17年7月14日に各地区会の準備委員が集まって第一回準備委員会が開催されました。その委員会において、今回の研究大会の統一論題のテーマをどうするかについて議論されました。現在の内部統制の評価とその監査についての関心が非常に高いことから、統一論題のテーマとして「財務報告に係る内部統制の評価及び監査」に決定することについてはスムーズに意思統一できました。また、企業会計審議会内部統制部会の部会長である八田進二先生に基調講演を依頼する方針についても当然ながら異論は全くありませんでした。毎回の中日本五会研究大会の統一論題については色々と頭を悩ませることが多いのですが、今回に関して言えば統一論題のテーマ選びについては比較的簡単だったように思います。それほど今の時期に我が国の会計士業界及び経済界にとっては内部統制の評価とその監査についての影響が大きいと言えるのでしょう。
 その後、第二回準備委員会が平成17年9月6日に開催され、第三回準備委員会が平成18年1月16日に開催されています。
 また、統一論題を担当するコーディネーターとパネリストについては、平成17年9月6日に第一回パネリスト会議が開催され、統一論題の全体的な進め方の討議が行われました。その後もパネリスト会議は毎月1回のペースで開催され、本番に向けての準備が進められました。
 今年度の名古屋国際会議場での中日本五会研究大会は東海会が中心となって実施されますが、翌年度(平成19年1月)は兵庫会が担当となります。その次の平成20年1月は近畿会が担当の予定です。皆さん、今後も中日本五会研究大会に奮ってご参加頂くようお願いいたします。