近畿会の英会話コースに参加しました。

 
 去る1月14日から3月4日までの毎週土曜日の10時から12時過ぎまで、全8回にわたって梅田のベルリッツにて開催された近畿会主催の英会話コース初・中級コースに行ってきました。正直言って、せっかくの休日にも関わらず、朝の10時からの英語のお勉強には少し辛い時もありましたが、なかなか面白い有意義なものでした。
 まず、教師というかインストラクターは全員が外人です。しかも全員が男性。女優のアンジェリーナ・ジョリーみたいな先生はいませんでした。もしいたとしても、正確には高年に近いほうの我々中年連中には鼻も引っ掛けないでしょう。我々のクラスの担当には若いカナダ人の先生が多かったような印象です。全部で4人ぐらいの先生が交代で担当してくれました。イケ面の韓国系カナダ人やフィリピン系カナダ人の先生もいました。彼等は外見は全くの日本人でした。今日は、日系人の先生で気楽だなと思うと大間違いでした。見かけは日本人ですが、中身は全くの外人。ベルリッツの外人は一言も日本語を話してくれません。でも、ジェームスという英国人の先生を除いて、他の皆さんはとってもフレンドリーでした。生徒がしどろもどろになったり、途中でサイレントモードに入ったりしても終始おだやかに、にこやかに対応し、まるで幼稚園の先生みたいです。我々は毎週土曜日の10時になると、まるで魔法がかかったように、えらそうにした中年のおっさんから、迷子になった幼稚園児に変身していました。幼稚園児の割りに、ときどき自ら難しい話題を取り上げて話し、途中でミュートなりサイレントモードに入っては、他の園児に日本語でヘルプを求めるのが常でした。
 でも、ジェームスだけは特別です。外人の名前はすぐに誰が誰だか忘れますが、ジェームスの名前と顔は一度授業を受けたら忘れません。まるで、幼稚園のお遊戯の時間にいきなり登場した高校の体育教師のようです。にこりともせず、我々園児の答えに英国人風の皮肉っぽい辛らつなジョークで応答します。ジェームスが教室に登場すると園児達に緊張が走るのが、肌身で感じられます。必死で耳をそばだてて、ジェームスの言葉を聞き取り、答えるときも言葉を選んで丁寧にお答えします。まるで、テロ厳戒下の米国本土に入国するときの、入国審査官と初めて一人で海外出張してきた少し胡散臭いような中年の日本人ビジネスマンとの緊張あふれるやりとりです。ジェームスは、さしずめ、英国風の皮肉屋のコメディアンでしょうか。これはよい訓練でした。
 ジェームス以上の緊張感を伴う外人は滅多にいないとい うことで、外人への対応に自信が持てます。園児の誰かが生贄になっている間は、他の園児は対岸の火事を見ているようにリラックスして、自分の幸運を神や仏に感謝しているようでした。
 テキストは、今回はGLOBAL LINKS 2:English for International Businessというのを使いました。写真の多い、眺めているだけでも興味深いテキストです。今回はこのうち、Talking About Company.Making Conversation.Arranging Meetings and Schedules.
Getting Ahead. Turning a Company Around.Describing Processesの以上六つのユニットをレッスンしました。それぞれのユニットには、ビジネストークとしてのカンバセーション、ビジネスコネクションとしてのリスニングとスピーキング、グローバルコミュニケーションとしてのリーディングとライティングが一連のストーリーの中でトレーニングされるように、非常によく工夫されたものでした。自己学習用のCDも付属していました。
 内容的には、我々に身近なシーンであり海外出張等で起こりそうな想定でした。辞書はあまり使いませんでした。英語自体は、そんなに難しい単語や言い回しを用いるものではありませんでした。
 さて、参加者はというとこれもバラエティに富んでいました。一言で言うと老若男女です。正確に表現すると、気だけ若い中年男達と世代が違う若い女性達です。でもやはり、全員が公認会計士であるということで、顔なじみもいて一種の気安さがあり、旅の恥はかき捨てとばかりに英語にトライしていました。クラス定員10名に対して出席状況は大体6名ぐらいです。11階の窓際の眺めのよい部屋で明るくてよいムードのお部屋でのレッスンでした。
 近畿会会員の皆さん、土曜日の午前中を英会話サロンで過ごしてみませんか。楽しいことは請け負います。途中で欠席しても、それがハンディにはならない一回こっきりのレッスンですから、全部出席しないと途中でついていけなくなるという継続性についての精神的なストレスはありません。幼稚園ですから、いつでもおなかが痛いといって休むこともできます。イケ面のカナダ人先生も皮肉屋のジェームス先生も待っているし、病みつきになりますよ。
 レポートしたのは、副会長時代にこの企画を立ち上げた張本人の山田拓幸でした。