CAPAニュース

 
   今月は、CAPA大阪大会で話し合われる予定の分科会プログラムの内容を中心に、お知らせしたいと思います。
 
  CAPA大阪大会のテーマは、「アジア経済発展に向けた会計士の役割」と決定しました。これに合わせて、分科会のテーマとして、CAPA大阪大会実行委員会では次の10テーマを候補として選定し、主要各国に講演者の募集を行っております。現時点で申し込みのあったテーマは、各国別に下記のようになっております。
応募者の出身国 中国(*3) 韓国 インド オーストラリア マレーシア 香港 モンゴル スリランカ フィリピン ACCA(*2)
テーマ
1) 中小規模企業のための会計基準          
2) 監査の品質保証                
3) 環境会計と保証業務            
4) M&A/企業再生                
5) 公会計                
6) CPE及び職業専門家の開発方法          
7) 2007年より始まるEU市場における外国企業のIFRS適用                  
8) 監査基準におけるコンバージェンス                  
9) 内部統制に関する監査                    
10) 国際税務              
追加)会計事務所のガバナンスおよび内部統制メカニズム (*1)

                 
(*1) 中国より、実行委員会の提示した10テーマの他に、特に希望があったテーマ。
(*2) “The Association of Chartered Certified Accountants”の略称で、アジア・太平洋地域では、オーストラリア、中国、香港、マレーシア、シンガポール等の国/地域が加盟。
(*3) 中国からは、個人の講演者からの応募ではなく、中国財政部(財務省)より関心の高いテーマとしての意見聴取の結果を記載。
 
応募者の出身国別状況を見て特徴的なのは、全般的に中小規模企業(Small-Midium sized Entity)や、CPE/職業専門家の開発方法といったテーマへの関心が高いといったことです。
CAPA加盟国の多くが国際会計基準(IFRS)を採用するか、採用する予定を表明しています。こうした国/地域では、IFRSが複雑すぎるため、中小企業に適用する場合の、IFRSの認識・測定及び開示の簡素化が重要な課題になっているということが背景にあり、IFRS適用自体に対する関心(テーマ案(7))よりも中小規模企業のための会計基準(テーマ案(1))への関心が高くなっている状況が伺えます。
 また、CPE/職業専門家の開発方法に関しては、中国からも特に要望がありましたが、今後の監査業界の発展、適正な会計実務の運用に対する関心の表れだと感じられます。
 その他、環境会計や公会計といった分野では、それぞれの国の特徴が出ていることが見受けられます。
実行委員会では、上記の結果を受けて協会本部と相談の上、分科会テーマを7つに絞り、また、この他に日本で関心の高いテーマを中心に、CAPA大阪大会と同時開催される国内研究大会のテーマ選定も並行して関与していく予定です。
 ご意見等がございましたら、是非近畿会までお寄せ下さい。

(文責:阿川素子)