年男年女

会計士になったきっかけ

金ア 定男

 昭和35年12月28日、日本の高度経済成長が始まったぐらいの時期に、商店街で婦人服の小売店を営む両親のもとで誕生しました。私の母は、結婚する前、地元の会計事務所で事務員として働いていました。
 私が高校1年のときだったと思いますが、母親が、「将来、計理士(注)になったらいいよ。」というような話を何気なく私にしてくれました。私自身が家の商売(婦人服の小売)には向いていないと思ったのか、あるいは、自分が勤めていた会計事務所の羽振りがよほど良かったのか、理由は定かではありませんが、少なくとも私が公認会計士試験に挑戦しようとしたきっかけになったことは確かです。
 そんなわけで比較的早い時期から試験勉強をしていました。会計士の1次試験から受験
して、大学の1回生のときに1回目の2次試験を受験し、4回生のときに4度目の受験で
やっと合格できました。
 それから約2回りの年月が経ち、その間、監査法人、コンサルティング会社の2社にお
世話になったあと、独立開業して現在に至っています。今回、こうして近畿CPAニュー
スに投稿させていただく機会をいただき感謝いたします。一度限りの人生、まだまだいろ
いろなことに挑戦していきたいと思っています。会計士仲間の皆様、今後ともよろしくお
願いいたします。
 (注)計理士とは、昭和2年(1927年)から昭和23年(1948年)に公認会計士法が施行されるまでの間、会計に関する検査・鑑定・証明・計算などをすることを業として計理士法に基づいて資格を与えられた者のこと。現在、経理士という資格は存在しません。