編集後記

 
 梅の花が咲き誇り、陽光まぶしい季節になりました。花粉症でお悩みの方にはつらいでしょうが、日本の春というのはやはり素晴らしいシーズンだと思います。しかし、3月決算の上場企業は内部統制評価制度初年度の総決算の時期を迎えており、監査現場でも緊張感が高まりつつありますので、「日本の春を満喫」などと呑気なことは言っていられない状況かも知れません。
  内部統制評価制度については、各社とも多くの時間と労力、費用をかけて対応を進めてきましたが、その過程で膨大な量の文書を新たに作成した企業も少なくないでしょう。初年度は、いわゆる3点セット等と言った形式面を整えることで精一杯だったかも知れませんが、大切なのは、各社の実態に即した形で2年目以降も継続して整備面・運用面の見直しを進めていくことだと思います。「初年度は一生懸命作成したが、1〜2年経ったらこれらの文書を神棚に祀って拝むだけ。経営者評価は形式的に行う。」と言ったことにならないよう、血の通った制度として定着させていく必要がありますし、そのために我々公認会計士も役割をしっかりと果たしていく必要があると思います。

 (会報部 三浦宏和)