寄稿

もしも会計人以外の職業についていたら

須崎 洋一

 私は35歳の時に会計事務所を開設し、はや25年、今年還暦を迎えることになりました。この間大過なく事務所運営ができましたのも、家族の支え、従業員や周囲の方々の協力や努力の賜と感謝しております。
  しかし、私はもともと会計人を目指していたわけではなく、大学卒業後Dスーパーに就職しました。3年余り勤務致しましたが、どうもサラリーマンは体質に合わないと退職し、猛勉強の末公認会計士試験になんとか合格することができました。それから7年ほど某監査法人にお世話になった後、会計事務所を開設致しました。
  さて、Dスーパーは、当時は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、いまや経営が行き詰まり産業再生機構の管理下にあります。私は会計事務所開設後、ほぼ100%税務の仕事に従事しておりますが、時代が良かったのでしょう。お陰様で経済的にも時間的にもある程度恵まれた生活をさせていただいております。会計事務所を開設したことが、私の人生において最良の選択であったとつくづく思う今日この頃です。