報告

〜 ラジオインタビュー 〜

子供たちに会計士という職業を教えてあげたい!

高尾竜一

 
 去る6月26日土曜日、近畿会会員の中村文子氏にラジオ番組にご出演いただきました。
 今回ご出演いただいた番組は、千里ニュータウンにあるコミュニティFM局「FM千里」で毎月第4土曜日に放送されている、「ゆうこ・まりなの教えて先生」という番組です。
 この番組は、ジュニアパーソナリティの飯盛(いさかい)祐子さん・藤田まりなさん(ともに中学生)がさまざまな職業の女性にインタビューし、未来ある子供たちにその職業を紹介するという内容で、今年、その番組内容が高く評価され、日本コミュニティ放送協会近畿地区協議会「第12回近畿コミュニティ放送賞娯楽部門」で優秀賞を獲得している番組です。
 これまでの放送では、電車の運転士、自動車教習所の教官、警察官、マジシャン、講談師などなど・・・、実にさまざまな職業をお持ちの女性がご出演されています。
 実は、私はFM千里でパーソナリティを務めていた時期があったのですが、その時から「ゆうこ・まりなの教えて先生」に女性会計士が出演すれば、会計士という、世間では「よく分からない」とされている職業を、子供たちに少しでも理解してもらえるのではないかと考えていました。そこで、折を見てディレクターに話を持ちかけたところ、トントン拍子に話が進み、今回、中村氏にご出演いただくことになったというわけです。
 事前のメールでの打ち合わせ、本番当日のディレクターとの打ち合わせを経て、午後4時、FM千里サテライトスタジオでの本番が始まりました。
 ジュニアパーソナリティ(以下JP)の二人からは、「公認会計士というお仕事はどういうお仕事ですか?」という、最も説明の難しい質問がいきなり出ましたが、中村氏は会計監査について、投資という概念も含めて中学生でもわかるように丁寧にご説明くださいました。
 その後、インタビューは続きます・・・
JP 「『公認』ってついていない会計士もいるんですか??」
中村氏 「『公認会計士』という名前が長いので、単に『会計士』と呼んだりしますが、どちらも同じですよ。」
JP 「会計士のことを調べてみると、税理士との比較がよく出てくるのですが、税理士さんとの違いってあるんですか?」
中村氏 「簡単に言うと会計士さんは決算書が正しいことを確認する仕事で、税理士さんは税金の計算や税金の支払いを指導する仕事です。」
JP 「会計士って、やっぱり数字に強いのですか?」
中村氏 「全然(笑)。計算はExcelや電卓がやってくれますからね(笑)」
JP 「仕事のなかでつらかった・苦しかったことはどんなことですか?
中村氏 「株式公開の仕事に携わっていたとき、会社の人と一緒に精一杯頑張ったのですが、いろいろな事情があって結果的に公開できなかったことです。とても残念でした。」
JP 「『公認会計士』を調べていたら3大自由業と書いてありましたが、自由なんですか??」
中村氏 「そんなことが書いてありました!?自由でいたいですよねー(笑)。でも、独立していれば勤務時間も自分で決められるので、その点では自由かもしれませんね。」
JP 「一つの仕事にどれくらいの時間がかかるんですか?」
中村氏 「仕事によってさまざまで、長いおつきあいになることもあれば、数日で終わることもありますよ。」
JP 「弁護士みたいに秘書はいるんですか?」
中村氏 「いない人が多いと思いますよ。二人みたいなかわいい秘書がいたらいいですよね(笑)」
JP 「秘書がいて、隣で今日の予定とかを言ってくれそうなイメージでした(笑)」
JP 「お給料(報酬)はどうやってもらうんですか?」
中村氏 「仕事内容などによって相手と交渉して決めます。」
JP 「自分の好きな金額をもらえるんですか?」
中村氏 「好きな金額をもらえたらいいですよね〜(笑)。」
JP 「先に金額を決めるんですか?あとで決めるんですか?」
…これについてはジュニアパーソナリティ二人の食いつきがとってもよかったです(笑)
 
 このような、中学生らしい質問や中学生らしからぬ!?質問が矢継ぎ早に飛び出して、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 最後に「公認会計士になるにはどうしたらいいですか?」という質問に対して、現在の試験制度の説明をしてもらい、放送時間が終了しました。
 公認会計士という、中学生にはなかなか分かりにくい職業について、いろいろな質問をしてくれたジュニアパーソナリティのお二人ですが、生放送を終えてどんな感想を持ってくれたのでしょうか?
 それについては、FM千里のブログ「放送局日記」に当日の感想を書いてくれていますので、ぜひ下記URLにアクセスして、読んでみてください。

http://info-fm.sakura.ne.jp/blog/?p=11310

 
 さて、一方の中村氏は、中学生二人の鋭い質問に生放送でご対応いただいたので、さぞかしお疲れだったと存じます。そんな中村氏にもご感想をいただきました。
 今回、ラジオ出演のお声かけを頂いた時に考えたことが、「会計士という職業をパーソナリティーの彼女たちは知らないだろうなぁ…」ということでした。当日、打ち合わせの段階で一番に頂いた質問が「会計士ってどんなお仕事ですか?」「税理士とどう違うんですか?」と想定どおりものでした。中学生の方々からすると会計士という職業以前に損益とか決算とか自体あまり馴染みの無い事柄ですが、将来必ず関わるだろうこれらの事柄を少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいなと思い、なるべく噛み砕いて話してみました。
 パーソナリティーのお二人のお話を伺っていると、中学生の段階でしっかりと将来の職業について考えていることが伝わってきました。広報事業部で行なっている「ハロー会計」などで少しでも会計士という職業を身近に感じてもらえて、将来の職業の選択肢として沢山の方に知ってもらえることが大事だなと実感しました。

 大人の社会でもなかなか理解してもらいにくい会計士という職業ですが、今回の放送を聞いて、会計士という職業に興味を持ってくれた子供は少なからずいると思います。その子供たちが将来の会計士業界をリードしてくれる日が来ることを願っています。大げさすぎますかね?(笑)

 最後になりましたが、ご多忙の折、生放送という過酷な状況でご出演くださった中村さん、会計士という難しい職業について、いろいろと調べて質問を考えてくれたゆうこちゃん、まりなちゃん、そして今回の企画をご快諾くださったFM千里の小野ディレクターに厚く御礼申し上げます。