寄稿

負けてもいい、負けたくない

高須賀章隆

 少し古い話ですが、ワールドカップサッカー日本代表ベスト16おめでとうございます。ワールドカップが始まる前の日本代表にはとてもベスト16という結果は期待できず、サッカーの人気がこのままどんどんなくなってしまうのだろうかと思っていました。ところが、いざ始まってみるとこの結果。更に関西出身のサッカー選手が大活躍してサッカーファンとしてはとても嬉しいことです。今後もがんばってほしいです。最近ではアルゼンチンにも勝利していますので4年後のワールドカップが本当に楽しみです。
 私も小学校2年生の時からサッカーをしています。最近は体が重くなってしまいフットサルをする機会のほうが多くなりましたが、社会人2年目(公認会計士試験の勉強を始めるまで)までは今みたいな肉団子系男子ではなかったのでがっちり真剣にサッカーしていました。小学校、中学校、高校は学校のサッカー部に所属し、大学時代から試験勉強を始めるまで社会人チームに所属していて、このチームからはJリーガーが二人出ています。チームにはとても負けず嫌いな人ばかりで、サッカーの試合になると熱くなりすぎるくらいの仲間でした。良いメンバーに囲まれてサッカーをしてこれたと思います。その中で私も熱くサッカーをすることができました。
 長い間サッカーをしていなかったのですが、最近久しぶりにサッカーをしました。試験合格後1年間は土日も仕事をすることが多く中々時間を取れなかったため久しぶりのサッカーです。高校時代の友達が作っているチームへの参加で、私は助っ人として加わりました。最初は自分のチームではないので迷惑がかからない程度に頑張れたらいいかなと思っていたのですが、試合が始まると真剣にサッカーをしていた昔のことを思い出してかなり熱くなってしまいました。イエローカードももらいました。そのくらい熱くなれました。
 実を言うと最近中々本気で熱くなれるものがありません。このくらいでいいやとかこれだけやったら大丈夫だろうとブレーキをかけてしまうことが多いのです。自分の中の負けたくないという気持ちが薄れてきている気がしていました。でもサッカーになると久しぶりに熱くなれました。なぜでしょう。サッカーをすると熱い気持ちになれ、それが懐かしくて気持ちよかったです。家に帰りなぜ久しぶりにあんなに熱くなれたのかと自分で考えていました。そして思ったことがあります。サッカーで負けたくないのはやっぱりずっと真剣にやってきたからだと。小学校、中学校、高校、大学、社会人と、長年に渡り真剣に取り組んで来たからこそ絶対に負けたくないという気持ちになったのだと思います。
 仕事をしていて思うのですが、死ぬ気で準備したのにうまくいかなかったり相手に満足してもらえないときはすごく悔しいし、もっと頑張ろうと思えます。そして頑張って準備した分やはり他の人にも負けたくないと思えます。その場合は失敗がとても悔しいです。一方で、このくらいでいいやとかここまでで大丈夫だろうと、どこか心に緩みがあった場合に同じ失敗してもあまり悔しさを感じません。準備していなかったからこんなもんだろうと思ってしまいます。何をするにしても、趣味でも仕事でも、興味があることでもないことでも長期に渡り継続して真剣に取り組むことで熱くなれる気がします。真剣に取り組んだ分誰にも負けたくない、自分なりに精一杯やった分、自分が勝ちたいと思うのだと思います。
 将来熱くなれるものが今よりも1つでも多く存在していて欲しいです。特に仕事において、自分が真剣に熱く取り組める分野を見つけこの分野だったら誰にも負けないという分野を10年20年かけてつくっていきたいです。
 あっ、そういえば最近フットサルチームを作りました。ダイエット目的の初心者が多く趣味程度にやっています(笑)。よかったら対戦相手になってください。