編集後記
 
 11月15日に発表されました公認会計士試験合格者数(旧第2次試験合格者数等を除く)は1,923人。合格率は7.6%でした。
 今回の発表では、16歳の史上最年少合格者誕生やバスケット日本代表選手の合格など華々しいニュースがありました。が、その裏では、厳しい未就職問題を抱えております。
 過去の待機合格者を考慮しますと、今年度の未就職者が、合格者の半数に当たる過去最大の1千人超に達する可能性があるともいわれています。狭き門を通っても就職できるとは限らない、ただならぬ状況です。
 この未就職問題に対応して、公認会計士協会はHPに「求人情報」(JICPA Career Navi)を掲載し、就職支援をしています。また、近畿会では、就職説明会を開催する等の活動も行っています。他方、金融庁は、試験制度の見直しを提言し、公認会計士になるまでの途中段階で資格を与え就職しやすくする等の制度を検討中です。
 これら取組はあるものの、短期に解決できない課題と思われます。問題が長引けば、会計士業界の魅力自体にも、深刻な影響を与える可能性がでてきます。
 「公認会計士は、かつての花形資格だった」と過去形で言われないように、優秀な後進を確保するためにも、会計士業の魅力を維持していきたいと思う今日この頃です。

(会報部 西村 強)