編集後記

編集後記

 
 3月11日、未曾有の災害となった東日本大震災が発生し、お亡くなりになった方にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方にお見舞い申し上げます。現在もなお安否が分からない人、避難生活を余儀なくされている人が多数いらっしゃいます。少しずつもとの生活を取り戻すために色々なところで尽力されていますが、復興の目途が立たない地域も依然存在する現状であります。こういう時、我々公認会計士はどういった貢献ができるのかと考えさせられてしまいます。
 ライフラインを確保する、医療活動をする、物資を供給するといった直接的な活動で貢献することは、現段階では公認会計士には難しいかもしれません。しかし、我々の使命として適切な監査を行うことで、間接的に社会に貢献することを継続することは重要ではないでしょうか。壊滅的な被害を受けた地に工場をもっていた会社の棚卸はどうするのか、地震や津波による損失をどのように見積り計上するのか、保険等の取り扱いはどうするのか、会計分野に投げかけられた課題は山積している状態です。
 3月決算に向け、職業的専門家としての公認会計士がその英知を傾け、これらの問題解決に真摯に対応することが我々に与えられた使命の一つではないかと考えております。

(会報部 田中久美子)