報告

士勇会活動報告『接遇勉強会』

士勇会幹事 市川宏輔

1. はじめに
 弁護士・不動産鑑定士・公認会計士(準会員含む)の若手有志で結成された士勇会は本年で結成3年目を迎えました。より多くの方に士勇会の存在を知っていただくと共に、更なる士業同士の連携を深めることにつなげるため、平成23年2月18日(金)の勉強会及び懇親会をリーガロイヤルホテル大阪にて開催させていただきました。
 私たち士業は専門的能力を当然保持していなければなりませんが、それ以前に専門家として備えておくべき能力がコミュニケーション能力であると考えられます。そこで近年話題となった接客業務時における接客スキル、つまり『接遇』を学ぶことによりクライアントコミュニケーション能力を向上させようという趣旨から今回の勉強会テーマに『接遇』を選定いたしました。
 講師には、日本航空国際線乗務員・JALアカデミーの講師を経て、現在、リーガロイヤル人事部能力開発室接遇講師としてご活躍中の吉田富貴子先生をお招きし、授業をご提供していただきました。
 その後、勉強会にて学んだ接遇術をすぐに生かせるよう立食パーティー形式の懇親会を同ホテルのダイアモンドルームにて開催いたしました。
2. 勉強会内容
 同ホテル「桜の間」にて『接遇』をテーマとする勉強会で、まず私たちは吉田先生に接遇とは何か?ということを『ヒーローインタビュー』という形のケーススタディーにて教えていただきました。このケーススタディーは隣の方に、約2分で『自分が一番輝いていたとき』というテーマで話をしていただくというものでした。初めてお会いする方に単なる挨拶でなく話を引き出すということは大変苦労すると共に、どうすれば相手の方が気持ちよく話していただけるか非常に考えさせられました。つまり私の理解では相手のことをどれだけ思いやることが出来るか。それが接遇ということではないのかと感じました。
 初めは皆さん戸惑いもありましたが、話し始めると非常に盛り上がり2分間では話し足りないと見られるペアーが多く見受けられ、受身でいた皆様をぐっと勉強会に引き込んだ瞬間に感じられました。
 次に『外見力』について学びました。まず人は服装や態度等の外見で第一印象を大きく決めてしまいます。無意識に行ってしまう『手足を組む・時計を見る・相手に体を向けずに話す』等の行為が人を不快にさせることを教わりました。そのとき、多くの参加者が組んでいた手足をそっとほどき、指摘された仕草を直そうと心したことでしょう。
 そしてこれらを踏まえ、多くの方が過去に新人研修等で経験したことがある名刺の渡し方や挨拶の仕方等を勉強しました。私は改めて今このような基本的な研修を受けることで、どのような方法が正しい礼儀なのかではなく、どうすれば相手が快く思ってくれるかという接遇の考えを念頭に置けば自然と正しい作法が出てくると感じました。
 最後に社交の場として多く用いられる立食パーティーでのマナーをお教えいただきました。お皿とグラスを片手で持つ方法等なかなか難しいこともありましたが、私は『立食パーティーは他人同士が知り合う場なので、話かけるのが不安なのは皆同じ』という言葉が非常に印象に残りました。また日本人にとってはあまりなじみの無い、握手をするという行為の大切さも参考になり、勉強会後に移した会場での立食パーティーでは皆様すぐに勉強会での行為を実践され、お互い確かめ合い非常に打ち解けあっていました。
3. おわりに
 今回の勉強会及び懇親会は当初、士勇会幹事の中でも勉強会としてのテーマにふさわしいのか、リーガロイヤルホテルで行うことに意味があるのか、又本当に人が集まるのか等の議論もありましたが、終えてみて私はやはり開催して良かったと強く感じました。
 参加者は当初の予想以上の86名に上り、アンケートに答えていただいた方の全員に接遇術が向上したと答えていただけました。これも参加型の勉強会を行っていただいた吉田先生の勉強会と、それと連動した懇親会があったからだと思います。
 私たち士勇会はこのように今後も様々なテーマの勉強会を行います。テーマに興味がある方、異業種の方とお知り合いになられたい方は是非一度士勇会の勉強会に足をお運び下さい。