寄稿

『心はいつも青春でありたい』 

戸奈常光

 
 明けましておめでとうございます。7回目の辰年を迎えました。昭和40年に英国系の会計事務所に入りスモールビジネスの会計や税務を学び、数年後には米国のビッグエイト(当時)と合併し米国の会計基準と大企業監査を経験した9年間がその後の私の人生での仕事の基礎となりました。外人パートナーとまともに議論できない英語力に愛想をつかして日本の監査法人に移りました。当時は監査法人の揺籃期でしたが、その後定年まで合併に次ぐ合併で最初の英国系事務所から数えて7つの事務所名の名刺を持つことになりました。40年つくづく良い時代に仕事ができたことに感謝しています。
 私の若い時代は、Auditの原点通り、書類を見ながらのクライアントとのコミュニケーションが普通でしたが、最近はIT化、形式重視、品質管理のためでしょうか、誰もがパソコンとコミュニケーションしているように感じるのは私だけでしょうか。
 監査法人を退任後、念願の中小企業に関わりたくて個人事務所を開設し、自己流で6年半が経過しました。経済状況が厳しいこともあって顧問先もそうですが、事務所のBCP(事業継続計画)も怪しくなるという笑えない現状となってきました。
 ご存知の方もあると思いますが、私の好きなサムエル・ウルマンの「青春(Youth)」の訳詩の次の一節のようにもうしばらく頑張ろうと思っています。
 −青春とは人生のある期間をいうのではなく
 心の持ち方をいう。…年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときにはじめて老いる。…−