編集後記

編集後記

 
 今回の特集記事は『中日本五会研究大会』でした。
 毎年、近畿会、兵庫会、京滋会、北陸会、東海会の中日本五会共催により行われる研究大会で、今回が43回目となります。前半の自由論題の部は公認会計士業務の各分野にわたる9つのテーマで研究発表と討論、後半の統一論題の部はメインテーマを『多様化する会計、変貌する監査』としパネルディスカッションが行われました。
 IFRSのテーマが多かった前回からすると、今回は自治体等の公会計分野に関するものが多く発表されました。
 平成21年の夏以降、急激に関心が高まったIFRSでしたが、IFRS適用に関して国内外で様々な状況の変化、特に昨年6月の自見金融担当大臣の発言によりIFRSの強制適用がしばらく先の話となったことは、IFRS適用に向けての準備を進めていた会社やIFRSプロジェクトに大きな期待を抱いていた公認会計士、監査法人等も今後の計画が少々狂ってしまったかもしれません。
 当業界では、J-SOX、IFRSと大きな波が訪れていますが、業界が継続的に活性化するためには大きな波だけに頼ることなく、たくさんの小さな波を見つけることが重要だと思います。独占業務である監査を柱としながらも、会計のプロフェッショナルとして関与できるフィールドはきっとたくさんあるはずですから。

(会報部 宮口亜希)